東海大学は2024年度にオープンアクセス加速化事業WGを設置し、東海大学の研究成果の管理・利活用を推進するための体制を整備いたしました。
ご挨拶

東海大学 学長室 学長室担当部長
オープンアクセス加速化事業WG統括
濱本 和彦
東海大学は、創設者である松前重義が掲げた「産学連携の研究開発活動を通して社会課題を解決すること」を研究・教育の原点とし、私立大学屈指の総合大学として特色ある多様な研究を推進しています。
東海大学は、本学における研究活動によって得られる学術研究データや論文成果を「東海大学オープンアクセス方針」、また「東海大学データマネジメントポリシー」に則り、管理する方針を立て、これらの管理・利活用を促進する体制の整備に着手いたしました。
この活動の中で、本学は2024年度に文部科学省の「オープンアクセス加速化事業」に採択されました。本事業は研究論文を誰もが閲覧できる「オープンアクセス」の推進と、研究活動の加速化や新たな知識の創造を促す「オープンサイエンス」に向けた取り組みとして公募されたものです。本事業の助力も得て、2024年度にオープンアクセス加速化事業WGを設置いたしました。
従来は、図書館が学術誌購読を担い、研究費支援などは研究推進担当が担う、というように縦割りの対応になっていました。しかし、多様な要素を含み、課題への臨機応変な対応が求められるオープンアクセスの推進には、部署間の垣根を超えた体制づくりが欠かせません。オープンアクセスでは研究者はもちろん、学生、大学院生でも、その研究成果が広く世界に発信され、“誰かの目に留まる”機会が増加します。近年、研究者の評価は発表した論文の被引用件数で測られることも多い訳ですが、その被引用回数の増加が期待できること、また、研究者だけでなくあらゆる人々が情報にアクセスできることから、新たな連携の機会創出も期待、各研究者にとってチャンスが拡大する取り組みでもあります。文系理系を問わず全ての研究者の利益につながるよう、WGを基軸として大学全体でオープンアクセスにかかるさまざまな取組を進めて参ります。
組織紹介
2024年8月に学長室の研究推進担当・図書館担当・情報担当・質保証推進担当・経理担当・医学部付属病院研究イノベーションセンター、URAオフィスによる「オープンアクセス加速化事業ワーキンググループ(WG)」を結成いたしました。
本WGは以下のポリシーに則り、部局の垣根を越えて本学の学術情報(学術論文・学術研究データ)の安全な管理、利活用までの仕組みの構築、ルールの策定等を実施しています。
研究活動において得られる学術研究データの取り扱い方針を定めた「データマネジメントポリシー」
(https://www.u-tokai.ac.jp/about/compliance/dmp/ )
研究成果の迅速な国内外への発信とその成果の幅広い利活用、社会貢献を目的とした「オープンアクセス方針」
(https://www.u-tokai.ac.jp/about/compliance/oap/ )





